造り手の想い
三浦半島の恵みに感謝し、
こだわりの醸造に情熱を注ぐ。
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代表
廣瀨 静佳
Shizuka HIROSE
三浦ペニンシュラビールの創業は、亡くなった最愛の父を偲び、かつて両親がともに築いた歯科医院の診療所を利用して、家族で何か新しいことを始めたいと思ったことから始まりました。
「家族だんらんの時によく飲んでいたビールを作ろう」という夫の一言が、私の原動力となり、三浦ペニンシュラビール醸造所設立のきっかけとなりました。今回はその母も醸造アシスタントとしてビール作りに加わります。長年にわたり食品商社に従事し、原料から最終製品まで多くの食品を扱ってきました。だからこそ、私たちが日常で口にするものは自然の恵みを感じられるものであるべきだと強く信じています。シンプルながら自然の力、「発酵」を利用して美味しいビールを作ること。それが私の目標です。
ビールは、どんな世代の方にも楽しんでいただけるものでありたいと願っています。 三浦半島の自然は息をのむほど美しく、ここに帰るたびに心が洗われます。この地が私に与えてくれたものに感謝し、地域に恩返しをしたいという思いを、私たちのビールに込めています。 私たちのビールが、悲しい日も楽しい日も、皆さんのそばに寄り添うものであることを願っています。
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醸造家
柳町 みゆき
Miyuki YANAGIMACHI
私は、三浦ペニンシュラビールの醸造責任者です。以前は嗜好品メーカーで香りの成分について研究していました。人間の五感に働きかけるもの、特に嗅覚に訴える製品開発に関わってきました。香りは非常に複雑な集合であり香り成分を同定することも、成分を再構成することも難しいです。私は、これらの成分が発酵を通じてどのように変化するかに興味を持ちました。
発酵によって生み出される製品は、微生物が創り出すユニークなアートだと考えています。発酵による産物、またその製造プロセスに魅了され、その後イギリスの研究所にて微生物学を学び、同国北東部の醸造所でビール醸造見習いとしての経験を積みました。
2023年には、美しい海を求めて三浦半島へ移住し、2024年にここでビール醸造を始めました。 イギリスでは、豊富な種類のビールのこれまで見たことない色、嗅いだことのない香りに驚き、わたしのビールのイメージが一気にカラフルになりました。また、パブのカルチャーに圧倒され、ビールがソーシャルコミュニケーションの要素であることを体験してきました。
ビールの醸造はシンプルな原材料から始まりますが、その決め手である酵母は個性を発揮するために繊細な扱いを要します。私の役割は「酵母アシスタント」、酵母の能力を引き出し、皆さんが感覚をフルに活かして楽しめるビールを創ることです。
この美しい海の街から、心を込めてビールをお届けします。 -
醸造アシスタント
大谷 直子
Naoko OHTANI
私は三浦ペニンシュラビールで醸造アシスタントとして働いています。
かつて私の夫が使っていた仕事場が、今では醸造所として新しい命を吹き込まれ、その変貌に心からの喜びを感じています。この地で生まれ育った私にとって、地元の自然の美しさと豊かさは非常に大切なものです。 現在、見習いとして毎日ビール作りに情熱を注ぎながら、これから地域社会への貢献を深め、人々の心を温かくするビールを醸造することを目指しています。
私たちのビールが地元コミュニティに貢献し、喜びをもたらすことを願って止みません。